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ひねもす のたりのたりかな

cosmico.exblog.jp

本物のプロフェッショナルな人

ロシア・ボリショイバレエ団。
ここで史上初の外国人ソリストとして活躍している岩田守弘氏の存在を、NHKの番組「プロフェッショナル」で知った。

以下、「プロフェッショナル」より抜粋。

ーー岩田がロシアに渡ったのは、旧ソ連が崩壊へと向かった動乱期。ボリショイは、閉ざされた伝統の世界でまったく外国人を受け入れていなかった。それでも扉をたたき続け、実力で、ソリストとなった。しかし、当初はまったく役が与えられなかった。そんな中与えられたのは、着ぐるみを着て舞台をはう猿の役など、ソリストの岩田にとっては屈辱的な小さな役。
しかし、岩田はどんな役でも断らずに、練習し、踊りきった。その姿勢は、岩田の評価を変えた。岩田は、常に一つのことを思って踊りと向き合っている。

「人間って、いい時は結果が出るけど成長しない。悪い時に、成長していると思う。そういうのをへてきた人が、本当に感動させられる踊りをする人。自分もそう生きたい」ーー


岩田氏の踊りは背筋が真っ直ぐにピンと伸びた、美しい舞だった。

印象に残った言葉。
「のぼせあがるな」
「苦しい時、内側から外側から、鍛えられる」
「プロフェッショナルとはーー冷たい目で見られても、 舞台がどんなでも 穴があいていようが、寒かろうが、 どんな時でも、どんな場所でも、周りがどんなでも 自分のする事を、しっかり出来る人」

きっとどんな人にでも、誰にも言えないような苦しい場面はやってくる。
でもそういう時に何をするのかが大事なんだ。


スガシカオの「Progress」が番組に彩りを与えている。
しみじみと、いい曲だなあ。
http://jp.youtube.com/watch?v=O8Fu1hv1POc&feature=related
by contenta | 2008-12-14 01:07 | 心に残ったもの
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