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ひねもす のたりのたりかな

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忌野清志郎がいない  角田 光代(2009年5月4日 読売新聞)

もう泣くまい、と思っていたのに、まだまだダメだなあ。
朝から涙。

メールやメッセージや電話をくれた友人たちよ、ありがとう。
その温かな心に胸が震えます。


角田光代さんが今日の読売新聞に、清志郎への追悼文を載せていらっしゃる。
この美しくも切ない文章を、ご自身のブログに転載してくださった方がいた。
ありがとうございます。
http://gunnie.blog65.fc2.com/blog-entry-648.html


昨日からずっと、心の中で繰り返し繰り返しつぶやいている。

“ありがとう  ありがとう  ありがとう  ありがとう  ありがとう ………”

どうしても、“さようなら”とは言えない。
思えない。

キヨシローは私の中に生き続けるし、彼が紡ぎ出した音楽も不滅だ。
沢山の映像も残っている。
youtubeにだって、お宝映像満載だ。

なのに、このポッカリと空いた穴はどうしたことだろう。
喪失感はなんだろう。

キヨシローはもう充分過ぎる程にやってくれた。
彼は生き抜いた。
その溢れんばかりの愛は届いた。
あとは自分がどうするかだ。
そう思う。

でも。
ジジィになったキヨシローが歌うブルースが聴きたかったなあ。
そうも思う。

角田さんの文章の中に、こういう一文があった。
「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」(魯迅)

キヨシローがつけてくれたその道を、私も歩いていこう。


昨日、キヨシローのマンションのある、その空に、
二本の虹がかかったそうだ。

その虹を、彼は昇っていったかな。
ギターを鳴らして、あの美しい希有な声で歌いながらさ。
by contenta | 2009-05-04 11:41 | 心に残ったもの
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