人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ひねもす のたりのたりかな

cosmico.exblog.jp

最近行った展覧会のことなどを少し

『上野伊三郎+リチ コレクション展  ウィーンから京都へ、建築から工芸へ』(目黒美術館:終了)
絵描きの先輩に勧められ、最終日に行ってみた。
不勉強にも知らなかったのだが、ご主人が建築家、奥様のリチさんがテキスタイルをなさっていた。

素晴らしかった。
とりわけリチさんのテキスタイル画。
(建築は門外漢なので、残念ながら設計図を見てもよく分からんのだ…)

今、こんな柄のカーテンが…!
ベットカバーが、シーツが、ピローケースが…!
クッションカバーが…!
ワンピースが…! 
欲しいのに…!!!
という感じ。

リチさんの作品の全てが洗練されていて、色の組み合わせが見事で、うっとり見入ってしまった。
そしてそれらは自然のもの、樹や花や虫や鳥たちをちゃんと観察したからこそ生まれたものなんだな、ということが強く強く伝わって来た。

目からウロコが落ちたのは七宝焼。
これまで私が持っていた七宝に対するマイナスイメージ(ちょっとダサイ…)が払拭された。
ようするにセンスの問題なのだ。
どんなものであれ、その人の丸ごとが表れるのだ、ということが、よぉおおおおお〜〜〜〜く、分かった。

七宝。
やってみたくなった。
カルチャーセンターに通うか?

それにしても、どうしてこの人の作品集がないのであろうか。
疑問。
そしてカタログ品切れ、カードもなし、という企画者側の緩さもいただけない。
重版するくらいの意気込みが欲しいものである。
来た人みんな、ガッカリしてましたよ。

こちらもすでに終わっている。
『川上澄生展』(横浜そごう美術館)
木版である。
素朴で温かくて遊び心満載な作品の数々。
父が木版をやっていたので、その大変さを子供の頃から見ていて、だから木版をやりたいなんて今まで露にも思わなかったが。
しかし、やってみたくなった。
二色刷りくらいなら出来ないかなあ。
…なんて思ったりして。

この展覧会の後、大学の友人と会って、アイリッシュパブへ。
オリーブとサラダをつまみながら、よなよなエール生を飲んだ。
うぃ。
2軒目は友人が会社の人たちとよく行くという魚の旨い居酒屋へ。
コチの刺身、しったか、カニミソを食す。
旨かった!

それにしても心の内を話せる、昔からの友人は有難いものだ。
お互いいろんなことがあるが、日々の暮らしの中にいっぱい楽しいことを見つけていこう。
そして無理せんように。

陶芸やりたいよね、などと言い合っていたんだが。
う〜ん、七宝に陶芸。
両方やるか。
あ、木版もか。
やりたいこと、いっぱいあって嬉しいなあ。


今日はこれから、友人のグループ展ふたつと日本橋高島屋でやっている展覧会に行く。
『細見美術館開館10周年記念展 日本の美と出会う−琳派・若冲・数寄の心−』(15日まで)
そしてそして。
夜はチャボのライブである。
ああ、チャボ。

というわけで、行って来ます。
by contenta | 2009-06-12 11:23 | 徒然
<< チャボライブ 村上春樹エルサレム賞スピーチ >>